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しーちゃんがタカを助けた話(後編) 

おはようございます。昨日の続きです。


初めてこの記事を見た方は、ぜひ、先に
しーちゃんがタカを助けた話(前編)」を見てね。




さて、目を覚ましたタカさん、もう一日病院で様子をみたところ、安定したので
しーちゃんはその次の日、病院にタカを引き取りに行きました。




野生の猛禽類は、一般人には本当に扱えるものではないそうです。
先生は心配していろいろと言いました。

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それでも、しーちゃんは覚悟を決めていたので言いました。

「私、やります。なにが必要か教えてください。」




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先生は、猛禽類の飼育にはかなり大きなケージがいること、鋭いくちばしと爪から保護するための鹿皮の手袋がいること、肉食のため鶏肉がいること、餌のやり方など説明してくれたそうです。


「大きなケージ、鹿革の手袋、ササミですね。わかりました!」






まさに、しーちゃんが帰ろうとしたときに、




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「待って。………ボクが見るわ。」

先生がため息をつくように言ったそうです。




素人でありながら自分のタカでもないのに真剣に助けようとしている
しーちゃんの覚悟に触れて、先生の気持ちが動いたようでした。




実は、手術代のことでも、しーちゃんがお金を払おうとすると
先生   :「だって、あなたのタカじゃないんでしょ。もらえないよ。」
しーちゃん:「いいえ、私が連れて来たんです。払います。」
先生   :「そんなー。ペットじゃないんだから。」
しーちゃん:「私が連れて来たから私のタカです。これで足りますか?」
と2万円を出すと

先生:「そ、そぉぉ?」

と受け取ったそうです。

とにかく、先生はしーちゃんの覚悟・気迫に負けたのでしょうね。




実はしーちゃんのところは、関西と中国地方に家があって、
しーちゃんはふだん中国地方の家に住み、仕事にも行っています。
でも、1週間ほど仕事の休みをもらって、家族のいる関西に来ていたときに、タカを保護したのでした。

関西にいる間はタカのことを気にかけながら密に連絡をとり、
中国地方の家に戻ってからは電話で先生と連絡をとっていました。



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その日は、先生からタカは順調に回復し、餌の鶏肉もよく食べるようになってきていること、この調子でいけばもうすぐ退院できるだろうということを聞いてしーちゃんはホっとしたそうです。






そして、その次の日の朝


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職場の入口で開錠作業をしていた時、すぐ上で、
「ピーッ」
という大きな音がしたそうです。



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見上げると、しーちゃんの上空に、大きな鳥が飛んでいました。
「あ、タカ?」
あのタカと同じ種類のタカが飛んでいたそうです。


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しーちゃんは、「きれいだなぁ。あの子も元気になったらこんなふうに飛ぶのかなぁ…」
としばらく眺めていたそうです。







まさにその日の夜でした。先生から電話があり、

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それは、あのタカの急死を知らせる電話でした。
とても元気になってきていたのに、今朝早くタカが死んだことを先生は告げました。

しーちゃんはびっくりして言葉がうまくでませんでしたが、
先生にお礼を伝えて電話をきったそうです。


そして、思いだしたのでした。今朝のタカを…

story24-9-2.jpg


しーちゃんは思いました。





きっと、あの子が挨拶に…お礼に…来てくれていたんだ……


関西からはるか離れた土地までタカの魂が飛んできてくれたとしーちゃんは信じています。

そして、わたしも、それを信じることができます。




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「晴れ渡った空にね…、朝日を浴びて、キラキラ輝いて…
本当に綺麗だったよ~………」

しーちゃんはきれいな涙を 一粒 ポロリと流しながら話してくれたのでした。

ー完ー



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そっかぁ…
鷹が元気になって、っていうのに期待しちゃったんだけど、
うまくいく事ばかりじゃないねv-393
でも、あの時空を飛んでいたのは、まさしくあの鷹だね。
しーちゃんと先生のやさしさにホロリとしてしまいました。
[ 2008/07/19 10:37 ] 萬田らむね [ 編集 ]
・・・・とっても残念な結果になってしまったんだね・・・v-406
でもしーちゃんのやさしさがなかったら
タカは助けてもらえず
もっと悲しかった事でしょう。
やさしさはどんな動物にも伝わるんですね!!
[ 2008/07/19 12:28 ] TIKI [ 編集 ]
タカさん・・・残念ですv-409
けど、しーちゃんの気持ち・先生のやさしさはちゃんと
タカさんに伝わったはず!!
[ 2008/07/19 12:35 ] あゆみん [ 編集 ]
それは間違いなく、タカがしーちゃんさんに挨拶に来たのですね!!
しーちゃんさんは功徳を積まれましたね^^
素敵なお話に感動しました(T0T)

ところでリンクして頂き、ありがとうございます!!
こちらもリンクさせて頂きます^^
今後とも宜しくお願い致しますm(_ _)m

[ 2008/07/19 21:38 ] はまぴー [ 編集 ]
う~ん、そういう結果になってしまったのですね。遠く離れた地に魂が飛んでいく…、
たとえ動物でもそういう感情はあるのでしょうね。
最後のイラスト、ほんとにきれいです。
[ 2008/07/19 22:48 ] バルおばさん [ 編集 ]
みなさん、いつもありがとうございます。
そうなんです、悲しい結末でした。
2回に分けてしまって、かえっておのおの結末を予想してしまったみたいで、ハッピーエンドじゃなくてごめんなさい。。。

でも、みなさんのコメントがとても優しくて温かくてとてもうれしかったです。

>らむねさんへ
いつもまっさきにコメントをくれてありがとう。らむねさんも、まさしくあの鷹だと信じられる人だと思いました。ありがとう。


>TIKIさんへ
どんな生き物にも気持は伝わるんですね。私もそう思います。男性がどんな反応をされるかわからなかったんですが、TIKIさんはやっぱり優しいですね。いつもありがとうございます。


>あゆみんさんへ
うんうん、私もそう信じています。あゆみんさんもすごく優しいなぁ。。。ありがとうございます。


>はまぴーさんへ
ありがとうございます。功徳という言葉が普通に出るはまぴーさんもすごいです。ちなみに、しーちゃんははまぴーさんと居住圏が同じではないかと。あそこは優しい人が多いですね。
リンクありがとうございました。こちらこそどうぞよろしくお願いします。


>バルさま
いつもありがとうございます。
ここへ来てくださる方は、そういうものの見方を抵抗なく(自然に)している人が多くてうれしいです。(バルさんのところに集う人はもっとそういう方ばかりだと思いますけど。)
イラスト、バルさんにほめていただくのは(お恥ずかしいですが)うれしいです。ありがとうございます。


さて、最後に、実は3日前にしーちゃんに会ったときは、
まだタカのことを、
「助からないなら手術なんてしなければよかった…。怖くて苦しい思いをさせて、残酷なことをしてしまったと思うよ…。元気になっていたのに急死してしまって…」
と悔やんでいました。

私はみなさんが言って下さるように、しーちゃんの気持ちがタカに伝わったからこそ挨拶にきたこと、野生の鷹には人智の及ばないところがあること、いったん元気になったのは少し時間をくれたのかもしれないということなどなど伝えたのですが、
彼女は
「でも、今度そういうことがあったなら、病院には連れて行かずに、自分の家で看取ろうと思う…」
と言っていました。

みなさんのこのコメントを彼女に伝えようと思います。
きっとしーちゃんの慰めになると思います。
本当にありがとうございます。
[ 2008/07/20 00:18 ] ノラドラ [ 編集 ]
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プロフィール

ノラドラ

Author:ノラドラ
ようこそ、3世代5人家族の「ノラ家」へ。
両親around70、娘around40、そして新・中学1年生のマーくんです。
いいかげんに解散しないといけない家族構成はいつまで続くのか?!(こんなはずじゃなかったんだけど。)。
一家の次女(ドラ)が、なんてことのない日常を楽しみながら書いていきます。気軽にコメントしてくださいね。


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