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<お盆特別企画>父の生い立ち ~鎮魂の満州~4 

こんにちは。ノラドラです。
「ノラ家」はただいま「お盆特別企画」4日目です。

いつものほのぼの路線に戻るまで、あと1日。完結編まであと1日です。
ノラ家にとってはとても大切なお話ですので、

せっかくのご縁で訪れてくださった皆様には少しお付き合いいただければ幸いです。

今日初めて訪れて下さった方は、どうぞ
<ノラ父の生い立ち ~鎮魂の満州1>
<ノラ父の生い立ち ~鎮魂の満州2>
<ノラ父の生い立ち ~鎮魂の満州3>からご覧になってください。





<ノラ父の生い立ち ~鎮魂の満州~4 孤独の日々>




日本に帰ってからも、父の家族の消息はわかりませんでした。
ソ連との国境近くにいた者は助からなかったということは推測できました。
でも、父は待ちました。祖母と一番上の叔父さんの家で厄介になりながら。

必ず帰ってきてくれると信じて。

でも、やっと安全な内地に戻ったにもかかわらず、
待つ父の日常も穏やかなものではなかったのです。


父は3年生の2学期から学校に行っていなかったので、本来ならその学年をもう一度やり直さなければならなかったところでしたが、田舎ということもあり、4年生の2学期の途中から
新しい学校に通いはじめました。




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引き揚げ者で転校生、よそ者の父は目立っていました。










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上級生が、やんちゃな子をけしかけて

「おい、あいつ(ノラチチ)と喧嘩したら勝てるか?」と聞きます。

その子は
「うん、勝てるよ」と応えると

「じゃあ、証拠を見せろ。」











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仕掛けられた喧嘩、口だけなら相手にしない父も、いきなり殴りに来たら応戦するしかありませんでした。

満州では喧嘩のとき、顔を殴らない、殴っても平手、という暗黙のルールがあったのですが、
こちらの田舎では、いきなり目や鼻をこぶしで殴ってくるというもので、
なんと野蛮だろうと父はびっくりしたそうです。









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そのため、父が柔道や相撲の技で相手を地面に倒し、押さえつけて勝利するまでには
こちらも相当のダメージを負ったそうです。










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上級生がありとあらゆるやんちゃ者に喧嘩をたきつけ、
それに応戦するという、ケンカ三昧の日々が続きました。









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父は成長が早く、身体が大きくて、1学年上のものになら勝つほど強かったので
イジメにはならなかったそうですが、もし、ケンカが弱かったら
大変なことになっていただろうといいます。

結局、4年生の2学期から、序列が決まり父が最終的に勝者になる5年生の
終わりまで修羅の日々が続きました。

実に不愉快な日々で、父は孤独だったそうです。







そんなある日




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なんと、消息不明だったお父さんが帰って来たのです!

お父さんはソ連の捕虜になり、シベリア収容所に入っていたそうです。

昭和22年10月のことでした。

シベリア抑留者の過酷さは、みなさんも聞いたことがあるでしょうか。
60万人の抑留者のうち、公的に発表されているだけでも1割、6万の日本人が亡くなっています。
(実際にはもっと多いそうですが。)

最後の抑留者が解放されたのは昭和31、2年頃。すでに日本が復興を遂げていた頃も、
戦争は終わっていなかったことになります。



父のお父さんの帰還はシベリア抑留者の中では早いほうでした。

しかし、栄養失調でやつれた姿が、シベリアでの厳しい生活を物語っていました。



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お父さんは妻と二人の子供が戻ってきていないことにやはりショックをうけたようでした。

日本に帰れば妻子に会えるかもしれないという一縷の望みが、シベリアの過酷な生活を耐える支えになっていたでしょうから…。




父のお父さんは三重県出身の人でしたが、しばらく療養した後、
大阪の兄の所に厄介になり、働くことになりました。

ノラ父も、お父さんと部屋を借りて一緒に大阪で暮らすという選択肢もあったのですが、お父さんは働かなければならず、女手もないことから、やはりこのままおじさんの家にとどまるほうがよいという結論になり、また親子が離れ離れに暮らすことになりました。(そしてお父さんは仕送りを送ってくれていたようです)




やがて、父は中学生になりました。


この頃、叔父さん夫妻に赤ちゃんが生まれたのですが、かわいそうなことに奥さんは出産間もなく、病気で亡くなってしまいました。

今のようにミルクがある時代ではなかったので、近所に「もらい乳」にまわらなければなりませんでした。

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思春期の父にとって、赤ん坊をおぶい紐で背中にくくりつけられて、近所をまわることは
同級生たちの手前、大変恥ずかしいことだったと今も述懐しています。








また






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叔父さんは叔父さんで妻を亡くし、家族の生活を支えるため大変だったと思いますが、
当時の父は家の中で、疎外感を感じていたそうです。













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そして





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お父さんは最後まで妻子の消息を知らないままでした。



翌29年、

母親たちの消息を知らせる一通の手紙が届いたのです。



ーつづくー


みなさんの応援が描くエネルギーになっています。
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帰りが遅かったので日付は変わってしまったけど、夜のうちに作ったよ~…ゼイゼイ…。
これで、一応4夜連続(笑)。





[ 2008/08/12 02:10 ] 父の生い立ち | TB(0) | CM(7)
早く見たい!
遅くの更新お疲れ様でした。
でも早くみたい~~~!
[ 2008/08/12 08:56 ] あび [ 編集 ]
お疲れ様です。
頑張って作りましたね~。
お父さん、ずっと辛い思いをして育ってきたんですね。
こりゃ~たっぷりあまえさせてあげないと。
今夜も待ってますよー。
(半強制)
【応援】ю┐(´▽`)ポチッとな
[ 2008/08/12 09:10 ] 萬田らむね [ 編集 ]
本当にテレビの特番ドラマの脚本みたい。
ノラチチさんの心情の描写とか、背景もしっかりしているし。本当に激動の少年時代でしたね。次回に期待をもたせた終わり方、にくいです。
そういえば、私は祖父(戦争経験者)の昔の話、しっかり聞いた事ないなぁ。
今日も楽しみにしています!でも無理はしないでくださいね。
[ 2008/08/12 11:38 ] にゃきぶ [ 編集 ]
深夜の更新、お疲れ様でした。実は楽しみに待っていました。

シベリア抑留については、経験者のお話を聞いたことがありまが、ずいぶんつらい体験をされたこととと思います。ノラ父様のお父さん、きっとご苦労がたたったのでしょうね。お気の毒です。

応援しつつ、最後のお話待っています。
[ 2008/08/12 11:56 ] ろーたす [ 編集 ]
こんにちは☆


疲れているところ、お疲れ様でしたね。
きっとそれでも描きたいという思いが、ドラちゃんを掻き立てるのでしょうね。

そして、今の家族思いのお父さんは、こういった幼い頃の辛い経験が、ひと一倍家族に対す愛情深いお父さんを作り出したのでしょう。

最終回楽しみにしています。
[ 2008/08/12 13:02 ] 美波海ママ [ 編集 ]
お疲れ様です!

続きがすっごく気になります!
お母さんと再会できてたらいいんだけど・・・
[ 2008/08/12 18:22 ] あゆみん [ 編集 ]
今ほどいじめが問題視されていない時代だったのでしょうから、よっぽど理解者が周りにいなくて辛い時期だったでしょうね。しかし、それに屈せず、自力で勝ち取ったノラ父さん強いです。
本来ならば唯一安らぎの場である家庭も、お父さんとの再会はあまりに短すぎて。。。
甘えたい時に甘えることが許されない状況で、幼くして自立せざるを得なかったノラ父さんが気の毒でなりません。
そして42歳の若さで子供をおいて去らざるを得なかったお父さんも。。。
お母さんと二人の子供たちの安否が気になります。
あと一回、がんばって下さい!
待ってます(^^)
[ 2008/08/12 19:10 ] うぐいす [ 編集 ]
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プロフィール

Author:ノラドラ
ようこそ、3世代5人家族の「ノラ家」へ。
両親around70、娘around40、そして新・中学1年生のマーくんです。
いいかげんに解散しないといけない家族構成はいつまで続くのか?!(こんなはずじゃなかったんだけど。)。
一家の次女(ドラ)が、なんてことのない日常を楽しみながら書いていきます。気軽にコメントしてくださいね。


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